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PM2.5センサーの原理
PM2.5センサーの原理
PM2.5センサーはLED発光がホコリに乱反射することによって、受光素子(フォトダイオード)から光電流として出力されます。
光電流はマイコンを介しホコリ濃度値をシリアル信号に変換してセンサーから出力されることから、直接ホコリ濃度値を読み取ることを可能としています。

理論的精度について

理論的精度について(2)
前ページのグラフにより説明します。
ホコリセンサーの電源電圧が5Vの場合、出力は約3.5Vで飽和します。
この3.5Vに到達した時の埃濃度出力は安価タイプLED方式ホコリセンサーではLEDの出力が低い為、約3000μg/㎥になります。
埃濃度測定として使用される電圧は3.5Vー無塵時出力(0.5V)=Δvo 3.0Vnになり1μg/㎥の電圧(Δvo)は3V/3,000μg/㎥=0.001Vになります。
一方、A/D変換をしているマイコンが10ビットの場合、分解能は1024ですので、1段階(1μg/㎥)は電源電圧5V÷1024=0.0049Vとなります。
したがって、0.0049÷0.001=4.9μg/㎥が埃濃度最小値になります。
(8ビットの場合は分解能が256ですので4倍の20μg/㎥が最小値になります)弊社のホコリセンサーは高出力のLEDを使用していますので、3.5Vの埃濃度は800μg/㎥です。
これを同じように算出しますと1μg/㎥の電圧(Δvo)は3V/800μg/㎥=0.0038V10ビットのマイコンですので、 0.0049÷0.0038=1.29μg/㎥が最小値になります。
このことが埃濃度最小値が低いほど精度が高い根拠です。
レーザー方式のホコリセンサーも同等ですので、レーザー方式との比較確認をお願いします。


経時精度(TSIとレーザー方式)

TSI基準器について
アメリカ製TSI基準器はレーザー方式で使用時(電源ON時)に無塵時出力 (Vref)を校正している為、経時精度が高くなっています。

レーザー方式のPM2.5センサーについて
レーザー方式のPM2.5センサーはレーザーの光束径が狭く検知部以外に付着 した埃を検知する可能性が低く無塵時出力(Vref)の変化が少ないことから 経時精度が高くなっています。

経時精度(ZDE6007Aの自動校正機能)
弊社のZDE6007Aは使用機器の電源ONの都度、自然環境にて無塵時出力(Vref)を自動校正する機能を搭載しています。
したがって、TSI基準器と同等の経時精度が維持されます。

電源ON時に無塵時出力(Vref)粗調し、その後1秒の平均値で微調します。

ZDE6007の精度
個々のバラツキ及びTSI基準器との差は10%以内の実力
総括
当社製PM2.5センサーZDE6007Aは実使用において、センサーが どうあるべきかを徹底的に追究し継続的な精度を実現した商品です。 性能、価格面でお客様の満足が得られると確信しておりますので、 ご検討頂きますようお願いします。
P.S.
他社製品で形状、機構が類似した製品がありますが、該形状、機構 (ソフトも含む)の知的財産権は深圳市凱原科技有限公司が保有 しており、弊社の製品は深圳市凱原科技有限公司との共同開発です ので知的財産権を侵害するものではありません。
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